陸上競技公認審判情報

公認審判員資格の取得方法について

陸上競技大会では、多種目の競技が同時に行われるために、数多くの審判員が必要となります。その役職も多岐にわたっています。競技者や役員の受け付け事務を行う係りから、写真判定や跳躍・投てきの判定、計測を行う係りまであります。
競技大会の規模によって、役員編成70~80人程度の小規模競技会から役員が300人を超える大規模競技大会まであります。その規模によって置かれる役職も様々となっています。


公認審判員の種類


B級 18歳以上で、登記競技者または登録会員である者。
各加盟団体(日本学生陸上競技連合)の講義・テスト・実技研修を受けて合格した者が、日本陸連から公認審判員として委嘱される。
A級 B級取得後、10年以上経験した者。
各加盟団体でその実績や技能を審査し合格した者(競技会出席状況や審判講習会の出席状況)。
S級 年齢満60歳以上で、A級を取得後10年以上経験した者。
各加盟団体の推薦に基づき、日本陸連競技運営委員会審判部で実績や技能を審査し合格した者(競技会出席状況や審判講習会の出席状況)。

B級公認審判員取得について

  • 18歳以上であること。
  • 陸上競技(ジョギング等)のクラブの登録会員であること。クラブに所属しない場合は、各加盟団体の登記競技者(直接、陸上競技協会の会員になること)であること。
  • 実際に競技しなくとも、以上のいずれかの方法で日本陸上競技連盟に登記・登録されなくてはなりません。
  • 各加盟団体(都道府県の陸上競技協会)の主催する新規取得者対象の講習会を受講し、テストを受け、更に実技研修を受けて一定の基準に達した者が日本陸連に対して公認審判員として報告され、日本陸連から委嘱を受けることになります。(具体的な方法は、各加盟団体によって異なる。)
  • 日本学生陸上競技連合に登録している学生競技者は、日本学生陸上競技連合が主催する講習会を受講することで取得できます。
  • 資格取得のための講習会は、加盟団体によって時期がまちまちであるので、詳しくは地域を統括する加盟団体にお問い合わせください。
  • 講習会の経費は、加盟団体によって違いますが1,000~2,000円程度です。

公認審判員取得後について

  • 資格が認定されると、公認審判員証(審判手帳)、審判員章(胸章)、審判員バッジ等で3,000円程度必要になります。
  • 審判の任に当たるスタイルは、紺のブレザー、グレーのズボン(女性はスカート、キュロットも可)、ネクタイ着用が標準となっており、夏季は開襟シャツ、ポロシャツも可です。
  • 取得後、各加盟団体指定の帽子・名札・雨具(防寒具)などの販売もあります。
  • 資格を取得しても、登録会員・登記競技者でなくなった場合は、資格を失効します。
  • 年度の始め(地域によってはトラックシーズン前=年度末)に行われる、そのシーズンのルール修改正等を伝達する審判講習会を受講しないと、昇格や競技役員の委嘱ができないことがあります。

参考文献

下記の本は、必携ですので必ず購入してください。
※書店で購入できます。


  • 陸上競技ルールブック2017年度版
  • 陸上競技審判ハンドブック2017-2018年度版

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